About me

長谷部 康寛

写真家。1984年山形県長井市生まれ。

私は山や川、田畑に囲まれた自然豊かな町で生まれ育った。

幼少期は近所の小川や森に行っては魚や昆虫採取をして、陽が暮れるまで遊んでいたことを覚えている。

 

成長するにつれてテレビゲームの楽しさを覚えた。

特に好きなジャンルはロールプレイングゲーム(RPG)である。

そこには豊かな自然風景を超える非現実の世界で溢れていて、さらに闇に満ちた世界を冒険して平和を取り戻すという内容なのだが、その中の幻想的なイメージやストーリーがとても好きだった。

 

やがて成人した私は、特別何かに夢中になる訳でもなく過ごしていた。

社会で自己表現する機会もなく、自分を見失いはじめ、そして自身の存在価値がわからなくなっていた。

将来何をしたいのか、私には魅力はあるのか、生きている意味はあるのか。虚無感。

何かを変えたいと思っていた。

 

そんな時に出会った写真家の作品がアーティストを目指すきっかけとなる。

ありふれた日常を撮影しているが、どこか非日常を感じるような表現であった。

私はその世界感が新鮮でとても興味を持った。

 

写真を撮り始めることで、ぽかんと空いた穴を忘れるほど夢中になった。

日常を切り取って写し出したものは自分が見ている世界を客観視でき、私自身の存在を確認するようでもあった。

「写真」は真実を切り取るだけでなく、心を写し出す「写心」でもある。

 

ー写真を撮っている間、私は自由になる。

解放された思考はありふれた身近な対象でさえファンタジックなものへと想像させる。

また、RPGのごとく小さな宝や鍵を見つけるように歩き続けることも厭わない。

 

作品を制作する上で私が大切にしている大きなコンセプトが”現実と幻想の境界線”である。

私たちが生きる世界は対比していて、その境界線にこそ自分の表現や新しい創造があるのではないかと考えているからだ。

ストレート写真はもちろん、写真とグリッチ画像を合わせたり、一枚の写真を色合いやコントラストなどを変えて数枚重ねて行くようなグラフィカルな要素も取り入れた作品制作も行っている。

そこには写真である中に、絵画的であり、デジタルグラフィックにも似た不思議な感覚を覚える。

私の作品を観る上で注目してもらいたい部分です。

 

 

ーアートとは、人が生活していく上で必ずしも必要ではありません。

しかし、時として小さな喜びであり、安らぎであり、大きな力さえも与えてくれるものなのです。

人々の生活に寄り添い、感情や力を引き出す事で人生を豊かにしてもらえる作品を制作することが私の役割だと思っています。

私が写真に、アートに、与えてもらった事と同じように。

2015 第39回二科会写真部東北地区公募展

       山形県写真連盟会長賞 受賞

 

2018​ waano Sendai 「Photo battle vol.3」グランプリ

2019 仙台国際センター駅構内にて

     画家 金澤弘太 × 写真家 長谷部康寛 2人展開催

2020 ピクトリコフォトコンテスト2019-2020

​       自由部門 準グランプリ

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© Yasuhiro Hasebe