長谷部 康寛
写真家。1984年山形県長井市生まれ。
山や川、田畑に囲まれた自然豊かな町で生まれ育った。
幼少期は近所の小川や森にいっては、陽が暮れるまで遊んでいたことを覚えている。
そんな時に出会った写真家の作品がアーティストを目指すきっかけとなる。
ありふれた日常を撮影しているが、どこか非日常を感じるような表現であった。
私はその世界感が新鮮でとても興味を持った。
写真を撮り始めることで、ぽかんと空いた穴を忘れるほど夢中になった。
日常を切り取って写し出したものは自分が見ている世界を客観視でき、私自身の存在を確認するようでもあった。
「写真」は真実を切り取るだけでなく、心を写し出す「写心」でもある。
ー写真を撮っている間、私は自由になる。
解放された思考はありふれた身近な対象でさえファンタジックなものへと想像させる。
作品を制作する上で私が大切にしている大きなコンセプトが”現実と幻想の境界線”である。
私たちが生きる世界は対比していて、その境界線にこそ自分の表現や新しい創造があるのではないかと考えているからだ。
そこには写真である中に、絵画的であり、デジタルグラフィックにも似た不思議な感覚を覚える。
私の作品を観る上で注目してもらいたい部分だ。
ーアートとは、人が生活していく上で必ずしも必要ではない。
しかし、時として小さな喜びであり、安らぎであり、大きな力さえも与えてくれるものだと考えている。
人々の生活に寄り添い、感情や力をひき出す事で人生を豊かにしてもらえる作品を制作することが私の役割だ。
2015 第39回二科会写真部東北地区公募展
山形県写真連盟会長賞 受賞
2018 waano Sendai 「Photo battle vol.3」グランプリ
2019 仙台国際センター駅構内にて
画家 金澤弘太 × 写真家 長谷部康寛 2人展
2020 ピクトリコフォトコンテスト2019-2020
自由部門 準グランプリ
庭園喫茶 錦 にて個展
トヨタカローラ鶴岡店 にて個展
2021 菊地 純アトリエ にてグループ展
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